読書と日常がメインの日記です。


by watarajp

昨年4月以降の読書

2011年の読書メーター
読んだ本の数:57冊
読んだページ数:16463ページ
ナイス:29ナイス
感想・レビュー:35件
月間平均冊数:4.8冊
月間平均ページ:1372ページ

■正法眼蔵(二)全訳注 (講談社学術文庫)
読了日:12月30日 著者:増谷 文雄
http://book.akahoshitakuya.com/b/4061596462

■たった一言で相手の心が読める―言い訳の深層心理 (リュウ・ブックス―アステ新書)
読了日:12月29日 著者:渋谷 昌三
http://book.akahoshitakuya.com/b/476671007X

■心が迷ったとき読む本―新しい「自分」を築くために (PHP文庫)
読了日:12月29日 著者:田中 真澄
http://book.akahoshitakuya.com/b/4569566472

■正法眼蔵(一)全訳注 (講談社学術文庫)
読了日:12月12日 著者:増谷 文雄
http://book.akahoshitakuya.com/b/4061596454

■神谷美恵子日記 (角川文庫)
若いときから死ぬ間際までの日記の一部。素敵な方だと思う。自分も真摯に人生を見つめて生きたい。
読了日:11月23日 著者:神谷 美恵子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14784548

■エミール〈下〉 (岩波文庫青 622-3 )
エミールとソフィーの結婚までの道のり。非現実的な恋愛のようだし、不可能そうな人生へのあり方。とても理想的と思うけれども、そのまま受け入れられない。
読了日:11月21日 著者:ルソー,Rousseau
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14745160

■歎異抄 (光文社古典新訳文庫)
関西弁で語られる念仏の教え。読みやすいことには読みやすい。人間親鸞らしさが出ている。
読了日:11月21日 著者:唯円,親鸞
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14745135

■永遠のなかに生きる
自然の歴史、生と死の歴史、病の中で感じること。医療について、特に臓器移植について。また、最後の残虐性の遺伝子、慈悲の遺伝子、感じることばかりです。よりよき未来を自分のために、周りのために何かできることがあるだろうか、そんなことを考えます。
読了日:11月20日 著者:柳澤 桂子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14720440

■生きて死ぬ智慧
般若心経の哲学的な、自然観を伴う一元的な訳。読みやすいし、心に響く。
読了日:11月20日 著者:柳澤 桂子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14718810

■法然 (講談社学術文庫 (1326))
法然その人とその時代における新興宗教の必然性。専修念仏の革新性。資料的に西暦使っていないので、読みにくいが、でも法然その人に肉薄する。数ある仏の中で阿弥陀如来に救いを求めたのは、とてもわかる気がする。
読了日:11月16日 著者:大橋 俊雄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14648481

■パンセ (中公文庫)
後半のキリスト教についての奇跡や、秘蹟など、読んでもクリスチャンにたいする理解にはなっても、自己に血肉化するものではない。前半部は、何度でも読みたいと思います。「哲学者たち」のあたりはまた読み直したいと思います。
読了日:11月15日 著者:パスカル
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14627815

■エミール〈中〉 (岩波文庫)
読了日:11月12日 著者:ルソー,Rousseau
http://book.akahoshitakuya.com/b/4003362225

■数学のかがやき (算数から見えてくる数学 5)
読了日:11月02日 著者:志賀 浩二
http://book.akahoshitakuya.com/b/4000066501

■代数に惹かれた数学者たち
読了日:11月02日 著者:ジョン・ダービーシャー
http://book.akahoshitakuya.com/b/4822283542

■式のはたらき (算数から見えてくる数学 2)
読了日:10月25日 著者:志賀 浩二
http://book.akahoshitakuya.com/b/4000066471

■13歳の娘に語る ガロアの数学
2章までは理解できたが、3章は、あやふや。4章は難しかった。
読了日:10月24日 著者:金 重明
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14192246

■リア王 (岩波文庫)
なぜ末の娘コーディリアを勘当したのか?リアの気持ちをどう汲み取るのだろうか。フランス軍の敗北とコーディリアの暗殺。姉たちも死に、リアも息絶える。悲しいばかりだが、謎も多い。
読了日:10月21日 著者:シェイクスピア
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14132276

■完訳 統治二論 (岩波文庫)
最後まで読んで、アメリカ独立戦争やフランス革命に影響を与えたという意味が分かりました。個人的のは前半の王権神授説批判が面白かった。
読了日:10月18日 著者:ジョン・ロック
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14077932

■数からはじまる (算数から見えてくる数学 1)
読了日:10月13日 著者:志賀 浩二
http://book.akahoshitakuya.com/b/4000066463

■ジュリアス・シーザー (岩波文庫)
読了日:09月30日 著者:シェイクスピア
http://book.akahoshitakuya.com/b/4003220463

■告白 (下) (岩波文庫)
時間に関する考察は秀逸。プラトン派の哲学を学んだ彼のキリスト教という宗教と統一された思想が納得させる。彼が居なかったらキリスト教カトリックがあらゆる面で世界に影響を与えたのだろうかと思ってしまう。
読了日:09月30日 著者:アウグスティヌス
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13721745

■新訂 孫子 (岩波文庫)
読了日:09月30日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/b/4003320719

■告白 上 (岩波文庫 青 805-1)
上巻は、自分の人生をキリスト教の洗礼受けるころまでを描く。神の賛歌に満ちている。
読了日:09月30日 著者:アウグスティヌス
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13716498

■怒りについて 他二篇 (岩波文庫)
仕事中、怒ってばかりいる人もいる。自分自身もそれに引きづられる。常に心を平静に保ちたい。
読了日:09月24日 著者:セネカ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13602390

■残酷人生論
この本を読むのは3度目くらいだろうか。前ほどのめりこまなくなっている。好きな方であることに変わりません。宗教を考えることから、ばっさり切るということが、考えていても悩まない筆者に違和感を感じ始めているからかもしれません。悩むこと、信じることをと私は、否定的に感じなくなってきているかもしれません。それは、すべてを論理で考えられなくなっていることと、やさしさは、愛は、論争ではなく、もち軽蔑的に語ることでなく、包み込むことによってしか感じえないのかと。私は、悩むことを否定しません。もちろん考えることは大事です。
読了日:09月23日 著者:池田 晶子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13573235

■エミール〈上〉 (岩波文庫)
あまりに自然賛歌という感じで違和感を覚えます。ただ、子供をいかに躾けるかというこでは、学ぶべきは多いかもしれません。(上)はエミールの誕生から幼年期少年期を語っており、私にとってはとても興味深いです。年中の我が家の息子は、パソコンゲームばかり。いいんだろうか??
読了日:09月16日 著者:ルソー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13428387

■ヴェイユの言葉
とても繊細かつラジカル。文学的かつ哲学的。
読了日:09月15日 著者:冨原眞弓編訳
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13414451

■孤独な散歩者の夢想 (岩波文庫)
老人ルソーのきわめて繊細な心の持ち方にある意味共感し、ある意味びっくりする。
読了日:09月09日 著者:ルソー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13295019

■エセー〈6〉 (ワイド版 岩波文庫)
読了日:09月02日 著者:ミシェル・エイクム・ド モンテーニュ
http://book.akahoshitakuya.com/b/4000070711

■アラン 人間論
頭と腹と胸のある皮袋の発想は少し分かり図らいです。比ゆが理解できず。この人の文章は大好きです。
読了日:09月02日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13166064

■エセー〈5〉 (ワイド版 岩波文庫)
読了日:08月25日 著者:ミシェル・エイクム・ド モンテーニュ
http://book.akahoshitakuya.com/b/4000070703

■ギリシア・ローマ名言集 (ワイド版岩波文庫)
軽く読める。何度も読めば、味わい深いと思います。
読了日:08月17日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12846015

■エセー〈4〉 (ワイド版 岩波文庫)
読了日:08月17日 著者:ミシェル・エイクム・ド モンテーニュ
http://book.akahoshitakuya.com/b/400007069X

■エセー〈3〉 (ワイド版 岩波文庫)
読了日:08月13日 著者:ミシェル・エイクム・ド モンテーニュ
http://book.akahoshitakuya.com/b/4000070681

■エセー〈2〉 (ワイド版 岩波文庫)
読了日:08月04日 著者:ミシェル・エイクム・ド モンテーニュ
http://book.akahoshitakuya.com/b/4000070673

■マッツィーニ 人間の義務について (岩波文庫)
ヴェイユの「権利でなく義務」にも通じると思いました。どちらも神を根本においているし。キリスト教と労働者を根本に置くかんじが。
読了日:07月26日 著者:マッツィーニ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12450779

■ローマ人盛衰原因論 (岩波文庫)
読了日:07月24日 著者:モンテスキュー
http://book.akahoshitakuya.com/b/4003400550

■エセー〈1〉 (ワイド版 岩波文庫)
読了日:07月21日 著者:ミシェル・エイクム・ド モンテーニュ
http://book.akahoshitakuya.com/b/4000070665

■西洋哲学の10冊 (岩波ジュニア新書)
中高生向けなので読みやすい。エッセンスが、分かりやすい。
読了日:07月15日 著者:左近司 祥子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12246167

■大森荘蔵 -哲学の見本 (再発見日本の哲学)
難しいけ度、一理あるとおもうことが、たくさんあります。
読了日:07月09日 著者:野矢 茂樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12151125

■トーベ・ヤンソン短篇集
読了日:07月07日 著者:トーベ・ヤンソン
http://book.akahoshitakuya.com/b/448042119X

■アリストテレス 心とは何か (講談社学術文庫)
分かりやすいようで、シンプルなのでどう理解したらいいのか?哲学が当たり前のことを問うことだ思える。
読了日:07月07日 著者:アリストテレス
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12108309

■根をもつこと(下) (岩波文庫)
読了日:06月06日 著者:シモーヌ・ヴェイユ
http://book.akahoshitakuya.com/b/4003369033

■根をもつこと(上) (岩波文庫)
フランスへの愛情が伝わる。根をいくつももつことが、人間にとって必要と。
読了日:05月26日 著者:シモーヌ・ヴェイユ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11365047

■ツァラトゥストラはこう言った 下 (岩波文庫 青639-3)
美しい詩がいい・
読了日:05月24日 著者:ニーチェ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11333733

■ラ・ロシュフコー箴言集 (岩波文庫)
皮肉たっぷりです。でも、心に響く言葉も多いです。自意識の塊と人間を捉えているのは、まさしく私自身です。
読了日:05月23日 著者:ラ・ロシュフコー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11314376

■ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫 青 639-2)
比ゆをどうとってよいのか??理解に悩みながらも自分なりに理解していくしかないのか?
読了日:05月20日 著者:ニーチェ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11256272

■道徳の系譜 (岩波文庫)
むつかしかった。
読了日:05月13日 著者:ニーチェ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11125419

■パイドン―魂の不死について (岩波文庫)
魂を不死の存在と証明するのは難しい。イデア論はそれ自身を前提に指定いる。
読了日:05月10日 著者:プラトン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11115266

■パスカルの言葉 (人生の知恵)
キリスト教にこれほど敬虔だとは思いませんでした。大科学者の別の一面に驚きました。私としては、前半部分のほうが、自分にはっとさせるものがありました。
読了日:05月09日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11062188

■哲学原理 (岩波文庫 青 613-3)
方法序説より読みやすかった。第一部。
読了日:05月06日 著者:デカルト
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11006526

■メノン (岩波文庫)
「徳」をめぐる議論であるが、「知」でありながら、教えることはできない。ある意味、持っていたものを、想起することである。分かったようで分からない。
読了日:05月02日 著者:プラトン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10927163

■心理学史―現代心理学の生い立ち (コンパクト新心理学ライブラリ)
読了日:05月01日 著者:大山 正
http://book.akahoshitakuya.com/b/4781912591

■エピクロス―教説と手紙 (ワイド版岩波文庫)
読了日:05月01日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/b/4000072072

■私とは何か さて死んだのは誰なのか
池田節、炸裂っていう感じです。筆者のスピード感が好きなんです。私とは、存在とは、当たり前のことを当たり前に(論理的に)問うこと、目からオロコですね。
読了日:04月30日 著者:池田 晶子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10886518

■魂とは何か さて死んだのは誰なのか
いつもよりきれが違う感じがしました。でも好きな著者であり、手元においておきたい本です。「善く生きること」これに哲学は尽きるのですね。
読了日:04月30日 著者:池田 晶子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10886464

■柳澤桂子 いのちのことば
感動的です。何度も読み直しています。病む自分、老いる自分を感じるとき、これらの言葉に癒されます。
読了日:04月27日 著者:柳澤 桂子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10886584


▼2011年に読んだ本まとめ
http://bit.ly/t3Qqkt

▼読書メーター
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# by watarajp | 2012-01-01 18:40 | 読書
とても感動的です。自己の内面を深く洞察し、真摯に生きたいと思います。

自分を支えるものは、自己自身であると感じました。

いくつか感動した文章を引用します。

もし今の私の道が使命と信ずるならば正々堂々とやればよい。子供のためにできるだけのことはする。しかし出来ないことは「運命」と考えてあきらめわびるより仕方がないではないか。その不幸を子供が却って踏み台としてえらくなってくれるように祈るほかないではないか。。

母上の「善意に!善意に!」という言葉がタえず聞こえる。たとえだまされてもいいから人を善くみないといけない、という点について私は最もよくさとされ、又さとされる必要があったと思う。

人間は神なしで正しい生活が送れるものだろうか。これもその人ひとの性格によるものだろう。神との対話という形で深奥の精神生活を営むことが自然ならば、そうするのを何はばかる必要があろう。神学的にみてその神が何であろうと問題ではない。神は人間の精神の真髄であるといってみたって一向かまわない。一つの心理的必然として神という概念があるならば、それはあくまでも必要なのだ。ただ要は自分で神を独占しているような気になって思い上がらぬことだ。

生きているイミというのは要するに一人の人間の精神が感じとるものの中にのみあるのではないか。

たとえば聖書というものがどんなに貴い真理をあかすものであるにせよ、そこにはやはり精神の一形態を示すだけではないか。そこにはやはり自己陶酔があるのではないか。もちろん陶酔は生きていく上で不可欠な要素だけれど、自己の属する形態以外の形態をも理解し、多くの形態の中の一つでしかない自分の位置をも客観的に認識することこそ本当の智慧ではないだろうか。精神医学はそれを可能にする筈だ。

昨日からの寒さは和らぎ、昼の太陽はあかるく、夜の月もまどかである。自然はしずかなたたずまいで今年も私たちを抱いている。「死」と「虚無」をのぞきながら、私の心の深いところでしずかに、着々と、課せられたものを果たして、いつでも死へ戻れる用意をしたい。

烈しく悩んでいる人のそばに暮らしていて、その人の本質について少しも知らず、悩んでいることすら知らないで、いられる人もある。そういう人はもともと鈍感にできているのだろうか。それとも、自分の主要人生目的にかなうこと以外については何も知るまい、知りたくない、と思っているため実際に知らないですごしてしまうのだろうか。たぶん後者であろう。

皆に生かされていることを心から感謝する。

私が「キリスト者」になれない理由は、イエスが30歳の若さで死におもむいたためだ。30歳といえば、心身ともに絶頂のとき。その時思う理想と、65歳にして経験する病と老いを何年も暮らすことは、何という違いがあることだろう!! 私はまだしもBuddhaのほうに、人生の栄華もその空しさも経験し老境にまで至って考えたことのほうに惹かれる。
人を愛するのは美しい。しかし愛することさえできなくなった痴呆の意識とからだはどうなのだ? だから愛せる者よりも価値が低いと言えるか。くるしみに耐えること。ことに他人に与えるくるしみに。




最後の文章は、人間の尊厳とは何か?強く感じました。
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# by watarajp | 2011-11-23 20:43 | 読書

twitterとtwilog

パソコンの前に時間の少ないのと考える時間が少ないなかで思った感情を表出するのにいいといいなと思っています。

twitter


twilog

まとまって考える時間と表現できる能力がほしい。


語りたいことのどれだけを話せるのだろうか?
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# by watarajp | 2011-09-15 20:58 | 日記
リンク: 国民年金の未納率、最悪の40.7% - 速報:@niftyニュース.



昔は、小さな商店などの商工業経営者や農林水産業の人たちの年金のはずが、いつの間にか非正規労働者の年金、あるいは夫が会社員でない妻の年金なんだから未納率高くなるのもわかる気がする。

将来年金のかわりに生活保護費で収入をあたがうのでしょうか?
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# by watarajp | 2011-07-15 09:11 | ニュース
前半部分は、人間について書いてあり感動的。

後半部分は、キリスト教的宗教的な話で、分かるんだけど、そこまで敬虔なパスカルに全面的には着いていけない。


しかし、大科学者としてではなく、人間パスカルの弱さが私には、身近に感じる。

私とはまた、絶望のあり方が違うかもしれないが、親近感を感じる。
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# by watarajp | 2011-05-09 11:18 | 読書
第一部は読みやすいし、分かりやすい。大真面目に神の証明をするのが、またいい。

「方法序説」より
「我思うゆえに我あり」の意味が詳細に論じられる。

後半部分は、数学的なことで、少し読みづらい。数学や力学は、逆に文章にすると難しいなと思いました。
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# by watarajp | 2011-05-09 11:15 | 読書

読了「エピクロス」


古代ギリシアのエピクロス派の言葉を集めている。教説や手紙などなのだが、非常に感慨深い。

特に「死」については、池田晶子氏とほとんど同じ主張で非常に感じ入る。

「死はわれわれにとって何ものでもない、と考えることに慣れるべきである。というのは、善いものと悪いものはすべて感覚に属するが、死は感覚の欠如だからである。それゆえ、死がわれわれにとって何ものでもないと正しく認識すれば、その認識はこの可死的な生を、かえって楽しいものにしてくれるのである。・・・なぜなら、生のないところには何ら恐いものがないということを本当に理解した人にとっては、生きることも何ら恐ろしいものがないからである」「われわれが存する限り、死は現に存ぜず、死が現に存するときには、もはやわれわれは存しないからである」「生きるということがそれ自体好ましいというものであるばかりでなく、美しく生きる修練と美しく死ぬ修練とは、ひっきょう、同じものだからである」



はじめてこの本を読みましたが、教説と、メノイケウス宛の手紙は何度も読みました。

これはいい!!
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# by watarajp | 2011-05-02 09:51 | 読書
『魂』を扱うことの難しさを感じました。

自己と生死と存在、こういったことがこの筆者の文章に書かれ私には読みやすい印象がありました。この本に関しては、「魂」の理解が今までほどスッとしていない。ふと腑に落ちるような文章ではない気がしました。

精神と自意識の間のようなものととららえるのですが、少年Aの事件について分からないものは分からない、更正の見込みがない。古来から分からないこの残虐性に「鬼」として扱ってきた。
「心の闇」といって心理学的に精神医学的に分かるということが前提になっていることはおかしい。これらの発言に少し、違和感を感じました。

未成年の人権ウンヌンとか、死刑反対論者では私はないが、もちろん、少年Aの動向に違和感を感じるこそすれ、「鬼」で済ましていいのかという疑問がある。
確かに「バカの壁」ではないが、理解しようとしなければ理解できないし、理解しようとしても確実に理解できるわけではない。所詮、他人の頭の思考をいろんな角度から照射しわかった気になることしかできないのだから。本人にさえも分からない。

ここでの理解は、「無知の知」というより、他人を理解することの不可能性、のきがする。
でも人間らしくない感情、思考様式をする方々を、我々は一般に病人とする。彼は、回復不能な病人なのだろうか??

今彼は、名を変え、すべてを変え、社会人となっているのだろうか??もう世の中の関心が薄れてしまっているからこそ、狂気の犯罪少年Aのことは、生み出されるものなのだろうか??


オーム真理教のの犯罪は宗教信仰者が社会性が失われ狂信的信仰にいかれ現実と夢想の区別なく起こした事件と明らかに違う、という「違い」はなんであろうか?

私は、この問題には筆者らしからなさを感じてしまいました。


後半分の自分のことを語っていることや哲学の先輩のことを書いているあたりは、この人らしく、すぱっといく感じです。
脳死の扱いのこの人のコメントは厳しい。当たり前といえば当たり前です。自らの生のために他人の死を望む、この魂って下品というのは確かにそうかもしれない。あくなき生への執着、死にたいする覚悟を求めることは無理なかも。まわりも募金をも利用するし、それを望む臓器希望者方は、確かに角膜の提供は聞きますが、自分自身が同じように臓器提供者にはなるわけではないというあたりが、高格な魂か否かって悩みますね。善く生きるということの基準からすれば、他人の死を望む人が、臓器移植という形で死を決めようとすること、難しいとともに人間はポンコツ機械でここまでなら全損、ここまでなら部品(臓器)交換可能という機械論的考えなんでしょうか?
親族家族以外の臓器提供をもらうにふさわしいか否か、審査基準を持ち、個人契約するという考え方。筆者らしいって思いました。私も、家族・親族以外の方に臓器提供する気など起きません。そう思える人が他にいたのは、少しほっとしましたが・・・。


最後の「謎の日々」「天才の生き方」は名文です。

自己性の謎は、解消されるどころか深まるばかりである。しかし、謎は謎ゆえに解消することは最初から期待されていない。全宇宙の全現象がすべてにおいて成立している心というものの謎、それをなお「自己」とみなすのか、あるいは「どう」みなすのか、それ自体がその都度の謎の姿であろう。「謎の日々」

生とか死とかそう思われているんものほど確かなものではじつはない。自分と宇宙というものも、そう思われているほど別のものではなく、案外同じようなものである。地上の時間は宇宙の時間に比べてあまりにも短いということをしばしば人はするけれどもそんなことは決してない。地上の時間と宇宙の時間は、この人生の、この魂の最深部において、明らかに交わる。間合い交わったそこをこそ努めて生きようとすることが地上においても永遠に生きるというそのことだ。「天才の生き方について」

与えられた仕事や与えられた境遇は、凡人から天才まですべて違うけれども、そんなことは、本当は、どっちでもいいことなのだ。与えられたそれらを、より善く生きようと努めること、結局は、それしか、我々にはすることはないからである。「天才の生き方について」



感動的です。哲学っって倫理ってやはりこの「善く生きる」ことこれに最終的に尽きるというのが納得です。
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# by watarajp | 2011-04-30 10:19 | 読書
借りてきて読んでいます。私は、この筆者が好きです。いつまでも問い続ける姿勢と、生きることに達観した感じがすきなのです。同時に、自己(=世界意識とでも言ったらいいのか)にたいする自信も大好きです。ここまで徹底的に自分の言葉で考え語ることができることがうらやましいからです。

理解するためには、言葉を真似ながら、熟読し熟考し自分のものに摂取しながら、さらに自分の言葉で語れるとき思考というのが血肉化したといえるのだと思います。わたしは、自分の言葉で語るのは苦手です。疑問形は出ても断定形まで語れない。また、言葉を消化することが難解な哲学用語の場合、理解できない。だからうらやましく感じます。

物心ついたころから本が好きで、祖父母と寝ていた私は、夜のお経が子守唄でした。そんな自分にとっては、なぜ仏に願うのか?いったい何を願うんだろう?今日を唱えることで何が変わるのか?分からないままに保育園ころにはお経を暗証していたようです。

自分にとって、哲学は逃げでした。惨めな田舎の仲の悪い家族関係のなかで、生きることはなんだろうかという疑問を宗教や哲学に求めたのだと思う。なんかそれがかっこいいとでも思うかのように。

事実は理解できないことのほうが多かった。でも、いつまでもそこの立ち止まっていたかった、何かしらからのものから逃げるために。

というように消極的に考えることが好きだったんだと思う。一人で読み、止まり、思考する。そんな雰囲気が好きだったんだと思う。

いま自分は、心病み薬を飲んでいる。そうでないと眠れないから。睡眠障害はいつまで続くか分からない気tれど、つい考えて考えてまた眠れない、それも時にはいいかって思っています。心の変調がない程度は。


本の内容については、読み終わった後、書きたいものです。
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# by watarajp | 2011-04-28 11:59 | 読書
この本の面白さは、ハイデガーという人に迫っているところです。
彼の言葉を彼が隠す?生物学の影響やなぜ挫折したのかを内面的に描こうというところが、面白いです。
だからこそ、中身の難しさにきりきりしながらも読めてしまう。とても素敵だと思いました。

フッサールの現象学に学びつつ存在の考察を深めていった、ハイデガー。彼は、言葉はドイツ人らしく小難しいけれど、筆者の語り口でなんとなくわかった気になってしまうのが怖いです。


現存在はその本質において<世界形成的>である。
現存在が世界を生起させる。
事由によってのみ、現存在は一つの世界をあらしめ、それを世界として現出される。
世界はけっして存在するものではなく、世界として生起されるのだ。


この説明の管りはなるほどと思う。

問うべき存在と問われる存在、そこには存在を前提にしており、その存在は、存在者によって自覚され、創出される。存在とは、自己であり、存在者も自己(でありながらそれをこえたもの)なんだろう。
世界内存在という場合、そこには人間認識の限界も同時にあるのだろうね。

事実存在と本質存在と述べられる件もこのあたりのことでしょう。しかし存在を多面的に観ている、見ている超越的な自己について、不思議な感覚がある。

そこまで、存在を区分けする意味ってなんだろうかと感じることがしばしばです。もっとすっきり分かりえぬものを分かろうとして語りつくせないといったほうが分かりやすいいがします、

終章『存在と時間』以後

ここが人間ハイデガーを筆者が挫折する根拠と語るのが肉薄して言いますし、最後のサルトルとの論争でのハイデガーの引用h分かりやすいです。


哲学が本質存在と事実存在の関係を、中世の論争においての意味で規定しようが、ライプニッツの言う意味で規定しようが、、あるいはもっと違った風に規定しようが、やはりなによりもまず第一に問われなければならないのは、<本質存在としての存在>という存在のこの区別が、どのような存在史の運命にもとづいて思索の前に立ち現れてきたか、ということだからである。なぜこの存在史の運命についての問いが、かつて一度も問われなかったのか、なぜまったく思索されなかったのか、が熟慮されなければならない。あるいは、本質存在と事実存在の区別がこんな風に問われないままになっているというそのことこそ、存在忘却のしるしでしかないのか。この運命が、人間思考の単なる怠慢にもとづくものである。
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# by watarajp | 2011-04-28 11:18 | 読書