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by watarajp

チェルノブイリ事故から20年

先月で、あの事故から20年だったんですね。
当時高校生の私でも、新聞でいつ日本に偏西風の影響で日本にも来るか?とか北欧の乳製品はどうか?ロシアの穀物はどうか?ヨーロッパのスパゲッティーはどうか?などさわがられ怖いと思ったものだ。
しかし、実際は、チェルノで消火活動での死亡者の話、現地の人々のがん発生や危険地域に戻る住民なども知るにつれ、ただ自分の身に危険がどうかということでなく、今まさに被害を受けている人があり、その惨禍はいまだに続いていることを知るにつれ感覚も変わっていったものだ。
その後、反原発運動が一時的に盛り上がったこともあったが、尻すぼみといってよいのではないだろうか。
そして、現在では、原発から撤退する(減らす)国もある中で日本だけは、いまだに固執している。電力会社にとっては、原発のみならず、住民対策費用、廃棄物処理まで含めどれくらいコストがかかるか、それが高価なのか安価なのか実際比較していない。今みたいに原油が上昇してくれば、またもや安全で安価な環境にやさしい原発といって、また推進のほうへ動くのだろう。
再処理工場も動き出したし、そこでできるプルトニウムも高速増殖炉が技術的に不可能な中ではプルサーマルという形で使わざるを得ず、本当に安全なのか不安ばかりである。
原発の立地地域には、産業推進の意味もあり、お金も補助金があるし、やはりさらに増設に理解を示す方向なのでしょう。
私自身は、事故があったとき、危険というばかりでなく、普段の保守点検においても被爆労働が起こりうる開発途上の技術という印象ですが、失敗しながらも進歩するのが人間ですから、少々のことがあっても勧めるのでしょう。
とりわけ中国やインドといった後発国がもはや先進国以上に資源を使うようになってきている現在、経済成長のおかげであるとはいえ、ますます石油をはじめとした資源に対する意味というのは大きくなっていくのではと思います。
そしてイランの問題を見れば分かるように、常にこの技術は核兵器という副産物を同時に射程とした技術になりうるものでもある。世界で最も多く核兵器をもつアメリカが他国に核兵器を持つなというのは傲慢にも思えるけれど、こういった核を有効に?使いうる技術がその基盤として原発技術にはありうのだろう。
チェルノブイリに戻るが、いまだ不毛の地であるそうだ。危険地域であり、今後も忘れることなくわれわれに原発の意味を語るのだろう。
しかしながら、日本ににおいて脱原発より今後はまたもや原発推進へ舵を取るのだろうと思う。
とても残念なことだけれど。。。。。
by watarajp | 2006-05-08 16:18 | 日記