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読書と日常がメインの日記です。


by watarajp

死ぬ死ぬ詐欺と救う会

まずは、募金達成おめでとうございます。
よかったですね、これで手術を受けられる可能性大ですね。

しかしこのさくらちゃんだけでなくほかの難病少年少女の救う会に対し、ネットでは、「死ぬ死ぬ詐欺」といわれている。
年収が高く、しかも共働きで持ち家があり、財産がある方が苗字を普段使っているものと替え募金をお願いしたからです。
私自身は、一概にどちらに与することはできない。
理由はいくつかある。
まず、さくらちゃん以前の「救う会」なるものが募金終了後の会計報告をきっちり出さず、それゆえ実際にには、当事者の思惑を超え募金が集まり、収支プラスになっていること。
しかも、こうした募金は、実際は手術費用のみならず、親の休業手当や実際の生活費にも使うわれていることなど、、、、本人の意図かは知らないが金儲けになってしまっている点。

しかし、善意でお金が集まり、それでどう使うかは募金された人のある意味、自由なので周囲の意図はともかくそれはそれというところもあると思う。
私自身は、難病で手術の人だけでなく’マスコミで扱われた人だけうまくいく)社会的な福祉へのお金がうまく回っていないことの問題のひとつの気がします。
どうにもなるかならないかの場合は、本人・家族にはかわいそうですが運命なのだという割り切りも必要かと思います。
実際は、そういかんでしょうね。誰も(少年少女のみならず、30代でも50代でも80台でもそうでしょう)が死の宣告を受けたとしてもあきらめきれない、あがくのが事実でしょう。
しかし、だから海外でお金さえあれば・・・・
救われる人とマスコミにも話題にされず救われない人の差って何だろうかと思います。

さてこうまで「詐欺」と騒動になったのはどうしてなんだろう。
やはり募金を募るほうが、いわゆる勝ち組の人で財産もあれば地位もありお金もある、そのことに対するねたみ・嫉妬があるのでしょう。

往々ににして寄付は富裕者から困窮者にお金が流れることが多いです。
自分の所得だけではできないものを寄付によって助けてもらう、所得再分配の意味もあるのでしょう。海外では、金持ちが寄付やチャリティーに熱心なのは税対策とともに富裕者としての社会的責務を感じてのことと思います。

その辺が今回の「詐欺」騒動になったのではと思います。
募金は一人ひとりは小額でも億単位で集まります。つまり庶民からは考えられない金額です。
これが「かわいそう」な人に与えられるのだとしても与えられる人の側が社会的地位があり「勝ち組」の場合、どうしても目が厳しくならざるをえないと思います。
途中で家族の負担分を明らかにしましたが、騒動にならねがきっと全部募金でまかなったことでしょう。
いい悪いでなく、善意で集めた金どう使おうと自由です。

しかしことNHK共働きという社会的強者の側ではどうしても目はキビシのでしょう。
ある意味、芸能人がプライバイーのない様にかわいそうだけど、他の「救う会」より厳しい目にさらされたのだと思います。

私自身は、集まった金をどう使おうが自由でしょうが、余った金をプールしたりしているのは、雑所得で脱税の気がしますが、どうなんでしょう。
余った金は日赤などの団体に寄付すればこうこじれない気もします。

会計報告をちゃんとせず、流用したとなれば、後から出てくる「救う会」の人がかわいそうな気がします。
その点、「さくらちゃん」の救う会は、きっとしっかりやるのではないでしょうか?
これだけネットでいわれるほど、新聞でも出るほど、大きく扱われたのですから・・・
by watarajp | 2006-10-24 19:43 | 政治、社会